2012年1月8日日曜日

落語会のこと、七草がゆとイルフな時間のこと。つづき


1月7日
七草がゆの朝ごはんの会から始まりました。
土鍋のふたを開けると凛とした空気に
もうもうと湯気が立ち上がります。

おかゆの思い出、
おかゆ好きとか苦手とか…
漢方としても食べられてるねんで!
とかとかとか…おかゆ談義もはさみつつ。
のんびりみんなで朝ごはん。
晩餐の集いもいいけれど、みんなで朝飯摂りつつの朝もまた
いいものです。一日の充実の予感がします。


個人的には、呑み過ぎの胃袋を優しく優しくあっためてもらいました〜。




さて午後は、おかもとりよさんによる「イルフな時間」。
武井武雄の刊本作品の紹介や、おはなしを聴く会です。

武井武雄の刊本作品は、一般の展覧会ではガラスケースに収められた物を
眺めるといった貴重な作品です。
が、その作品の素晴らしさに魅せられたおかもとりよさんは、
みなさんに手に取って見てもらって、作品の魅力を伝える活動をしています。
この日もこつこつ集めた本が並べられます。
参加者の方々、ページをめくり始めるともうみなさん無言です。

そんな声のない感動の空気の中、
蓄音機から童謡が流れ始めておはなし会の始まり始まり!
武井武雄のおはなしの世界をぐんぐん歩き回るりよさんの声が、生き生きと
その世界を再生していきます。


合間のおやつの時間は、りよさん選りすぐりのおかしで一服。
愛嬌のある品々。たとえば…

ぼくが前回りよさんの「イルフな時間」に参加したのは去年の5月でした。
それ以後に入手された刊本作品も、今回初めて見ることができて、
ますます武井武雄の作品への情熱を体験することができました。
そして、りよさんの「この素晴らしい作品と生き様を楽しく伝えたい」
という、これもまた篤い情熱に、たくさん刺激を受けました。
それは誰も見ていないときも、人前で表現するときも、一歩一歩育んで来た
力なのだと思います。日々の中に進めた一コマ一コマが放つ輝きは、
「安くて早くて便利」の生活には生み出せないものではないでしょうか。

りよさん、そして参加者の皆さん、ご来場、ご声援、ご協力ありがとうございました。

(3.5 記)

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